シニアでの 画家&イラストレーター 開業記録

シニアからですが、画家&イラストレーターで開業するためかんばってます。

今に至るまでの振り返り

2020年4月ごろ

私は(今も)しがないサラリーマンです、昔の話になりますがこの頃、会社の上司だったM氏の対応に我慢できず就業中に帰宅したことがある。業務がうまく行かないのでいっしょに考えて欲しかったのだが、自分で動けずに持て余していた女性社員をあてることしかしない彼に不満が爆発した。

これがある意味きっかけだったと思います。会社に捕らわれない自立した能力がほしいと思った。会社を辞めても50代の自分を雇ってくれるようなところはそうそうないと思っていた。ちょうどコロナが広まり始めていた頃で不安な状況でもあった。そして、60歳まであと5年なので今の収入を捨てるのはもったいない、しがみ付いて得られるものはもらいそして60歳以降の再雇用で離業しようとこの時に心に秘めた。

 

2020年4月より前の心境について

もっと古い話になるのですが、私は2009年頃よりある絵画団体のK会という公募展に出展していた。しかし、2016年頃からか会社業務の負荷が多くなり作品制作に力が入れなくなってきていた。本来ならステップアップで日展へ出展したりしなければならない時期であったのだがほとんど余力がなくなってきていた。そこに自分の師のさらに師匠にあたる人がなくなり、K会の人間関係により私の師はK会を退会し日展にもださなくなった。自分も仕事で精神的にまいっていて2018年を機にK会への出展を辞めてしまった。

この頃から絵画を制作する画家の生き方にも疑いが生じてきて経済的にも自立できない今の画家の状況は一種高度経済成長時代に憧れとなった幻のような職業のように思えた。旧然と画廊との結びつきだけでバブル期前の景気のいい時はよかったのだが今では取り扱う画廊も減り百貨店が残されているのみとなってきている。絵画の購入は投機的意味合いが強くなって絵を単純に装飾として購入して楽しむ人がいなくなってしまった。テレビ、映画、舞台に関心が移ってしまった人たちばかりでもう振り向いてくれないだろう。

もう画家の存在が古典技能継承者となってきていて、基礎教育の一環としてしか今後継承されないのではないかと思ってしまう。実際、私の師も絵画教室をいくつも掛け持ちして教育していくことを主の収入としている。

このような時代の中で単なる技能継承者に収まらないでさらに絵画の技術を研究して生きていくことができるのだろうか?より新しい平面表現を見つけることができるだろうか?今はレベル的に至らなくてもこの行為をするただの一人として残りの人生をかけていきたい。

このためには持続して活動できることが不可欠で適度な収入と利益に走らない強い意志を持ち続けていきたい。世知辛い話だが、まずは適度な収入を得られる環境を作ることが必要となる。

 

2020年4月から始めたこと

会社業務では忙殺されていて適度な収入とはいいがたい、もっと絵に直結した仕事で収入は少なくとも仕事が研究に近い状況となってくると残された時間を有効につかえると思っている。前よりホームページや広告などデザイナーの仕事は知っていてこれで収入を得られたら絵の仕事に近いかなと漠然と思っていた。自分も過去にパソコンでできる仕事ということでWeb制作スクールに通ったこともあるし懲りずにフォトショCSやイラレCSを購入していた。でも本業に忙殺され技能習得には至らなかった、しかし昨今より再度チャレンジしてみたい気持ちがわき、まずはイラレの技能試験を受けることを目的にして技能を習得しようと思った。2020年2月よりこの技能試験を開催している一番近い日比野のパソコン教室に通い勉強を始めてイラレCCを購入した。2020年7月にイラレのスタンダード試験を受け、そして2021年1月にはフォトショのスタンダードの技能試験受験へと広げていった。今思うのはこの2つのソフトは機能が多く体得するにはまだまだ時間がかかるというのが実感だ。(ただフォトショのエキスパートは途中だが辞めてしまった、クラウドソーシングを知り実務に走ってしまったからだ。)この時はまだデザイナーを次の舞台、就職先として考えていた。

 

2021年から2022年にかけて

 

2021年3月ごろよりロゴを作ってクラウドワークスのコンペに応募することを始める。4月のGWには試験的だがWordPressで自前のWebサイトを作ってみたりもした。2021年10月からイラストレーターのスクールに習い始め、これは2022年の6月まで続く。なぜ急にイラストレータスクールになったかと言うとYoutubeでいろんな動画をみてデザイナーとイラストレーターは異なる職種であることがわかってきた。そして本来自分がやりたいことは絵を描くことでイラストレーターの方が近い気がし始めたからだ。就職に良いデザイナーとどちらに力を入れるべきか悩みだしてしまいこれは現時点でも悩ましいこととなっている。しかしイラストスクールも辞めた訳でその理由もイラストの勉強が洋画と同じで成長の実感がないことで定年まで時間がないこともあり明らかに伸びが感じられるデザイン関係の勉強に重点を切り替えるために一旦休止とした。デザイン業界に入ろうとするには勉強することがまだまだあり、かといってイラストは自作品がほとんどなくモノマネばかりである。どちらも中途半端な状況であせりだけがたまった状態だ。結局、就職の可能性のあるデザイナーに関係する資格を受けることにした。

 

2023年をむかえ

 

デザインに関する資格はあくまでデザイナーのスキルを上げることが目的となる。資格の肩書は全く就職に有利には働かない。でも資格勉強をする上で確実に知識はつくので理由付けとしてしている。まずはWebデザイン技能認定検定3級よりはいり、DTPエキスパート検定とトライしていった。しかし退職まで時間がないのでまずは2023年5月のWebデザイン2級受験を最後に一旦資格での勉強は区切りとしてポートフォリオ作品の制作にイラストレーター、デザイナー向けともに並行してやっていこうと考えている。また、職業訓練校とかに通うことがあれば再度トライするかもしれない。ただ、photoshopのエキスパートは力試しで受けておきたいなと思う。6月からは作品を作ることに専念していこう。作品はイラストも当然だがバナーやサムネイル、Webサイト(試験的自前サイトの更新)、洋画F100作品も含めていきます。なんせ貯めなければならない。

イラストレーターかデザイナーかの議論はとりあえず棚に上げ、実際収入を得ていない今悩んでもしょうがないのでやれるものをやり、まずは実績を作ることを優先していこうと思う。

 

 

新規にパソコンを購入!!

久方ぶりにパソコンを購入した。

Mac mini M2がでたので買う気が高まってきていた。

でも16GBメモリーに増設したいし512GBのSSDがほしいと考えていると本体だけで14万もしてしまう。そんなことを考えているところでアップル認定整備品にMavbook Proがあることを発見。16GB、512GBがつるしモデルなのでこれでいいじゃないかとなり値段も20万と6万の差額ならモニターの性能やポート数や基礎性能を考えるとM2よりM1Proがいいように思えて思わず買ってしまった。

そもそも比較対象が2011年のiMacや2014年のMacbook Airだったので爆速です。かっこもまさにProモデルで外に持ち出せるし最高です。

現在制作中!!

12月12日から展覧会があり、急いで制作中。やばいよ。やばいよ。

F30号のキャンバスにアクリル絵具で描く。

アクリル絵具でちゃんとした作品を描くのは初めて、

過去の自分のデッサンを模写している。ちゃんと出来上がるといいな。

女性の立像でデッサンは全身像だが、今回は上体だけにする。

ムードがでるといいな。

2023年年始の抱負を考えよう。

時が経つのは早いもので12月になりました。とうとう定年退職の60歳までちょうど1年後となります。それなりに準備はしよう、してきたつもりですが如何せんアウトプットができていない。勉強ばかりで実力がついたのかどうなのかさっぱりわからん状態で非常にまずい。

今日からはアウトプットして履歴(実績?)を積み重ねることをしようと決めました。

創造する行為を1時間いや30分でも毎日する。

やりたいことは、絵画制作でまずは完成させること。油絵でも、アクリル画でも、水彩画でもパステル画でも、鉛筆画でも、Photoshopでも、クリスタでも、プロクリエイトでもいいので時間をかけて自分の限界近くまでいくことを目指そう。

あと、絵画制作以外でもWebデザインなど絵に近い仕事ならやってみたい。まずは幅広く手を広げます。そのため、バナー模写やサイト模写もときどきやって行きます。実は再就職としてパートでWeb関係の就活も考えています。

とりあえずは絵画制作とWebデザインの模写の2つでアウトプットしていきます。また作品ができたらアップして行きます。

会社での人生について

35年も働いてつくづく会社員には自分は向いてなかったんだと思う。

かろうじて気が弱いので周りを伺う癖があったので協調できていたのだと思う。

組織でのコミュニケーションは取りたくないと思うし、報連相なんてまともにできたことがない。そんなんでよく仕事が続けられたなあと自分ながら思う。

でもたぶん、思うがままに生きたら根性もないので人様以下の生活水準になっていただろう。

今の自分を否定する訳にもいかない。だけどこのまま元気に動ける時間を会社に捧げ続けることは自分ががまんできない。ある年齢がくれば放りだされるのはわかっている。家族も稼ぐ力をつけてきていて自分の道を歩き始めている。もう残りは自分(と家内)だけの時間だ。自分の稼ぐ力を高める時で最後の分岐点に来ていると思う。

蓄えも多少ある、多ければ多いほど安心できるが今は変革の時代なのでどうなれば安心安全なのかよむことは困難だろう。だったら好きな事をやる事に一歩踏み出してそれで多少の稼ぎを期待してはダメだろうか?

もう決めているこのまま会社に居続けることなんてありえない。

やりたい仕事、業種ができるように再スタートするぞ。